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屋根のうえのバトンリレー
横塚 眞己人/写真と文
ほるぷ出版
沖縄県・西表島のちいさな集落にある、日本最南端(さいなんたん)のかやぶき屋根の住宅(じゅうたく)「新盛家(しんもりけ)」。だれも住んでいないけれど、とても大切にされていて…。新盛家のかやのふきかえ作業を取材し、最初の材料集めから落成祝いまでを写真で紹介(しょうかい)します。
草はらをのぞいてみればカヤネズミ
ゆうき えつこ/文
小学館
カヤネズミは、体長約6センチメートル、体重は7グラムほどの、日本でいちばん小さなネズミです。葉っぱを編(あ)んでまんまるの巣をつくります。カヤネズミは、巣づくりから子どもの世話までのすべてを、お母さんがひとりでします。1年中くり返されるカヤネズミの子育てを、写真で紹介(しょうかい)します。
ただいま、おかえり。
石井 麻木/写真・文
世界文化社
あのとき赤ちゃんだったこたちが中学生になりました。あんなにちいさかった手もこんなにおおきくなりました。なにげない日常(にちじょう)がどれほど尊(とうと)いものかと思い知らされる日々。いつでも思ったら、ありがとうやたいせつを。伝(つた)えられるうちに、伝えられなくなる前に…。
7年目のランドセル
内堀 タケシ/写真・文
国土社
戦闘(せんとう)やテロが続(つづ)くアフガニスタンでくらし、学校にかよう子どもたちに、日本から使(つか)いおわったランドセルを贈(おく)る「ランドセルは海を越(こ)えて」という活動(かつどう)があります。ランドセルをもらった子どもたちの様子(ようす)などを写真(しゃしん)で伝(つた)えます。
エリザとさくらのものがたり
小手鞠 るい/文
少年写真新聞社
明治時代(めいじじだい)にアメリカから日本にきたエリザは、まんかいのさくらを目にしました。日本からアメリカに帰ったエリザは「うつくしい日本のさくらをワシントンDCにもうえることができたらどんなにすてきだろう。アメリカと日本ももっとなかよくなれるかもしれない」とゆめ見るようになり…。
海に生きる!ウミガメの花子
黒部 ゆみ/写真・文
偕成社
沖縄で見られるアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイは、絶滅危惧(ぜつめつきぐ)種に指定されています。ウミガメの花子のかわいらしいすがたや、卵(たまご)からおとなになるまで生きぬくきびしさをおり交ぜながら、ウミガメに関するさまざまな知識(ちしき)と、世界でおこっている環境(かんきょう)問題を伝えます。
戦争をやめた人たち
鈴木 まもる/文・絵
あすなろ書房
第一次世界大戦中の12月24日の夜。イギリス軍の兵士(へいし)はドイツ軍との銃(じゅう)のうちあいで、つかれはて、ざんごうで休んでいました。するとドイツ軍のざんごうからクリスマスの歌「きよしこのよる」が聞こえてきました。ドイツ軍の兵士が歌っているようです。「こっちも、歌おうか」とイギリス軍の兵士たちも歌いはじめ…。
あしたの動物園
野坂 悦子/作
玉川大学出版部
2016年4月に熊本を襲った大地震。動物園も大きな被害をうけ、休園に。そのとき飼育員のセイさんの頭に浮かんできたのは…。動物園の復活までの日々を飼育員の目を通して描き、いまある命、未来の命を守る大切さを伝える。
すずばあちゃんのおくりもの
最上 一平/文
新日本出版社
男の子の家のすぐ近くにすむ、すずばあちゃんは、畑(はたけ)しごとがおわると、道ばたに草花の種(たね)をまきます。男の子が生まれる前から、ずっとそうしてきました。ある日、いちばんすきな花をたずねると、「のぎく」とこたえた、すずばあちゃん。そこには、すずばあちゃんの戦争(せんそう)の時代(じだい)のつらい思い出が…。
ちきゅうのための1じかん
ナネット・ヘファーナン/さく
評論社
しゅんぶんにちかいどようびのよる、8じ30ぷんきっかりに、すべてのたいりくでなんおくにんものひとびとがあかりをけす、しょうとうリレー。いちねんに1じかんではたりないけれど、「でんきをせつやくして、ちきゅうをまもる」というちかいをむねに、こころをひとつにして1じかんをすごす「アースアワー」についてえがきます。
ぼく、ひつじじゃなくてぶたなんだ
ピム・ラマース/ぶん
ぼくじょうに、たくさんのひつじとぶたがいます。そのなかに、どろのなかをころげまわるのがすきで、じぶんのことをこぶただというこひつじがいました。のうかのおじさんがこひつじをじゅういさんのところへつれていくと、じゅういさんは、「このこのみためはこひつじだけれど、こころのなかはこぶたなんだ」といって…。
あずきがゆばあさんととら
ペク ヒナ/絵
むかしむかし、ふかいふかいやまおくに、あずきがゆばあさんがすんでいた。ぐつぐつ、ぐつぐつ、ばあさんのにるあずきがゆは、とってもおいしい。それで、あずきがゆばあさんとよばれていた。あるひ、あずきのはたけでくさとりをするばあさんのところへ、とてつもなくでっかいとらがあらわれ…。韓国(かんこく)のむかしばなし。
あしたもオカピ
斉藤 倫/作
よつば月のよる。シカやウマ、ロバににているオカピは、どうぶつえんじゅうのかぎをあけて、あるきだしました。じぶんのながいはながきらいなゾウ、本がよみたいメガネザル、うみが見たいコアラ。はじめて出会う、いろんなどうぶつたちと話をするうちに、オカピは…。ふしぎな月あかりにてらされた、ふしぎなどうぶつ、オカピのおはなし。
コアラのなみだ
今西 乃子/作
合同出版
わたしはユーカリの木。わたしたちの森にはたくさんのコアラがくらしています。しかし、いつのころからか人間がやってきて、木を切ったり、道路(どうろ)をつくったりして、森はどんどん小さくなっていきました。ある時、わたしの木にすむコアラに赤ちゃんが生まれました。すくすくそだつ赤ちゃん。ところが、大きな火事(かじ)がおこり…。
しゅくだいドッジボール
福田 岩緒/作・絵
PHP研究所
ドッジボールでは、いつも最初に当てられていたひろき。ひと月後のドッジボール大会までにうまくなりたくて、同じクラスの池田くんとお兄ちゃんに特訓してもらうことに。池田くんとは、ボールをよける練習から始まって…。
じゅんくんの学校
福田 隆浩/文
ぼくのなまえは、じゅん。小学2年生。とくべつしえん学校っていうところにかよっている。あるひ、クラスのともだちのかこちゃんが、おひる休みに、教室からでていった。どこにいくんだろう?かこちゃんだけじゃしんぱいだから、ぼくもついていくことにした。どんどんすすんでいくと、かこちゃんは、としょ室にはいっていって…。
みどりの森のなかまたち
たかどの ほうこ/作
理論社
のはらおばさんとのんちゃんは「森をとおっておひるねひろばまでいきましょう。とちゅうどんな木があるかしら」と、ポスターでよびかけました。ところがだれもきていません。と、そのとき、パーン、パーン、パーン、ペコ…、ポコ…と、おとがして…。「のはらクラブシリーズ」の夏のお話。
マリーさんぽにいこっ
とうや あや/作
文研出版
はる休み、なずちゃんとおかあさんは、おばあちゃんちにひっこしてきました。おかあさんがおしごとにでかけてさみしくなったなずちゃんは、おばあちゃんと、いぬのマリーのさんぽにでかけました。こうえんにつくと、ベンチにすわっている女の子と白いまき毛の小犬が、大きな犬にほえられていて…。
くしゃみおじさん
オルガ・カブラル/作
岩波書店
荷馬車(にばしゃ)にのっていたおじさんが、大きなくしゃみをしました。くしゃみがあんまり大きかったので、あたりにすなけむりが立ちました。そのようすをみていたうさぎとねこ、いぬは、おかしなことに気づきました。なんと、ねこのあたまにうさぎの耳が、うさぎのあたまにねこの耳がついていたのです。そして、犬はねこの声になっていて…。
ウィリアムの子ねこ
マージョリー・フラック/作・絵
徳間書店
あるあさ、小さな男の子のウィリアムは、まいごの子ねこに出会いました。「かわいい子ねこちゃん、きみ、どこからきたの?」と、聞いても子ねこは「ミュー、ミュー!」としか、いえません。そこでウィリアムは、お兄さんのチャールズとお姉さんのナンシーといっしょに、子ねこをけいさつしょへ、とどけでることにしますが…。
スティーブン・ホーキング
ブラックホールの謎に挑んだ科学者の物語
キャスリーン・クラル/文
化学同人
小さいころ、スティーブン・ホーキングは本を読んだり、星空をながめたりするのが大すきでした。ALSという病気(びょうき)になって、体がだんだんとうごかせなくなっていっても、好奇心(こうきしん)をうしなわず…。車いすの物理学者(ぶつりがくしゃ)ホーキング博士(はくし)がどんなことを考え、どのように生きたかをつたえます。
うんこでつながる世界とわたし 1
湯澤 規子/編
農山漁村文化協会
小4の男の子ケンタが、ある日、世界うんこ会議議長でフンコロガシ協会会長のスカラさんと出会った。スカラさんは、「うんこはサイアク」と口にした子どもに、うんこの大切さを教えてくれる。ケンタとスカラさんといっしょに、生きものの世界をクルクルまわっているうんこを見にいこう!
うんこでつながる世界とわたし 2
わたしのうんこも、きみのうんこも、いのちを育む、だいじなうんこ!日本人が使ってきたトイレ、うんこが作物の養分になるしくみ、都市のうんこを農村へ送るために活躍(かつやく)した黄金列車…。世界うんこ会議議長のスカラさんといっしょに、生きものの世界をクルクルまわっているうんこを見にいこう!
うんこでつながる世界とわたし 3
小学4年生のケンタたちがやってきたのは、うんこやトイレについて学ぶうんこの国。世の中のトイレやうんこの困(こま)りごととは?日本で、もし、いつものトイレが使えなくなってしまったら?ケンタや世界うんこ会議議長のスカラさんたちといっしょに、生きものの世界をクルクルまわっているうんこを見にいこう!
みてみて!クオッカ
世界いちしあわせなどうぶつ
福田 豊文/写真
クオッカは、オーストラリアから日本(にほん)のどうぶつえんにやってきた、もふもふでちっちゃなどうぶつ。カンガルーのなかまだよ。きゅっとあがった口(くち)もとが、にっこりわらっているようにみえるんだ。日本にきてからうまれたこどもたちのようすなど、クオッカたちのくらしをしゃしんでしょうかいします。
たけのこなんのこ?
しぜんにタッチ!
野中重之
ひさかたチャイルド
たけばやしに、ちょこんとでているたけのこ。まわりのつちをほったら、おおきなたけのこがでてきたよ。ほれたたけのこをよくみてみよう。かわのようふくをきているよ。かわをむいたら、ぜんぶでなんまいかな?つちからほりださなければ、たけのこはずんずんのびていくよ。のびるひみつを、しゃしんでたしかめよう。
4・5・6さいのなぜなにSDGs
せいかつからまなぶ!
汐見 稔幸/監修
こまったことをみんなでなくしていこう。みんながしあわせにくらせる「おうち」をもういっかいつくろう。そのためになにをしたらよいかをしめしたのが「SDGs」です。「のこしたみそしるはどうなるの?」「でんきがきえてしまったら?」…。SDGsについて、しゃしんやイラストでやさしくしょうかいします。
王さまのお菓子
石井 睦美/文
世界文化ブックス
「王(おう)さまのお菓子(かし)」は、あたらしいとしのはじめ、かぞくがあつまったときにたべるパイ。なかには、ちいさなとうきのおきものがはいっていて、あたったひとにしあわせをはこんでくるといわれています。パイのなかの、にんぎょうのミリーは、じぶんがだれにあてられるのか、そのひとをしあわせにできるのか、どきどきして…。
おかえり、ウミガメ
高久 至/写真・文
アリス館
5月になると、屋久島(やくしま)にアオウミガメが産卵(さんらん)にやってきます。おかあさんウミガメは、命(いのち)がけで上陸(じょうりく)して産卵すると、海へと帰っていきます。産卵から2か月ぐらいたつと、卵(たまご)から赤ちゃんウミガメがあらわれ…。
さくらの谷
富安 陽子/文
林(はやし)のなかをあるいていくと、さくらにうめつくされたふかい谷(たに)がすがたをあらわし、鬼(おに)たちが、お花見(はなみ)をしていました。わたしもいっしょにお弁当(べんとう)を食(た)べたり、歌(うた)を歌ったり、かくれんぼをしたり。ふと気(き)づくと、この世(よ)をさったおばあちゃんやおとうさんもそこにいて…。
みどりバアバ
童心社のおはなしえほん
ねじめ 正一/作
童心社
みどりバアバは、こうくんのとうさん、かあさんといっしょに、はなやさんをやっています。おみせがだいすきなみどりバアバは、コロッケをつくるのもじょうずでした。けれどあるひ、みどりバアバのみぎてがうごかなくなってしまいました。おみせにいってもおはなのおせわができず、コロッケもつくれなくなったみどりバアバは…。
ゆうこさんのルーペ
多屋 光孫/文・絵
ゆうこさんが、こうえんで「ルーペ」をつかってほんをよんでいます。ふしぎにおもったはやたくんは、「それはなんですか?」と、ゆうこさんにききました。ゆうこさんは、めがよくみえません。だから、いろんなものをおおきくみせてくれる「ルーペ」をつかって、ちいさなもじをおおきくして、ほんをよんでいて…。
すてきなひとりぼっち
なかがわ ちひろ/作
のら書店
えをかいていると、クラスのみんながあつまってきて「うまい、すげえ」っていってくれる。けれど、みんなすぐにちがうことにきがむいて、はなれていく。ぼくは、こういうひとりぼっちには、なれている。あめのひに、いえについたら、かぎがしまってた。おかあさんをむかえにいこうとあるきだすと、たくさんのたからものにであって…。
きょうりゅうレディ
さいしょの女性古生物学者メアリー・アニング
リンダ・スキアース/作
出版ワークス
ワニ?さかな?トカゲ?それは見たこともないような生きもののほねでした…。200年くらい前のイギリスで、重要(じゅうよう)な化石(かせき)をたくさんはっけんしたメアリー。てづくりののみとかなづちと、知ることをあきらめない心で、古生物学(こせいぶつがく)という学問(がくもん)を大きくはってんさせたメアリー・アニングのお話。
わたしはあなたをしんじてる
リサ・パップ/作
WAVE出版
スターはわたしのおうちでかっている犬。セラピー・ドッグのボニーがおかあさんなの。スターは、ろうじんホームで、セラピー・ドッグになるしけんをうける。2かいめのテストの日、スターはホームでくらしているおとしよりにかこまれた。みんなたのしそうにすごしていた。へやのすみにいた、ひとりのおじいさんをのぞいて…。
つきのばんにん
ゾシエンカ/作
あたらしい「つきのばんにん」にえらばれたシロクマのエミール。よるのどうぶつたちにとってなくてはならないつきのひかりをまもるため、まいばんかかさず、つきのおせわをしていました。ところがあるばん、まるいつきのかたちが、ちょっとへんなことにきがついたエミールは…。
カイマンのクロ
人とくらしたワニ
マリア・エウヘニア・マンリケ/文
福音館書店
いまからずっとまえに、ベネズエラというくにであったおはなし。ファオロというおとこのひとが、おかあさんをなくした、ワニのなかまのカイマンのあかちゃんをひきとり、クロとなづけました。しごとのあいだもクロをそばにおいてかわいがったファオロ。つきひはながれ、クロが2メートルのおおきさになっても、ファオロとクロはなかよしで…。
アフガニスタンのひみつの学校
ほんとうにあったおはなし
ジャネット・ウィンター/作
さ・え・ら書房
タリバンに支配(しはい)されたアフガニスタン。学校に行くことをきんじられ、両親(りょうしん)もいなくなってしまったナスリーンは、ひとこともしゃべらなくなってしまいました。なんとかしてあげたいとおもっていたナスリーンのおばあちゃんは、女の子のためのひみつの学校があることを知り、そこへナスリーンをつれていくことに…。
きみのなまえ
おはなしみーつけた!シリーズ
あんず ゆき/作
佼成出版社
学校からの帰り道、林のおくに大きな茶色い犬を見かけたたくと。家に帰ってお母さんに聞いてみると、お母さんもその犬のことを知っていました。犬がだいすきなお母さんは、その犬が保健所(ほけんじょ)の人につかまえられる前にうちでかってあげようか、といいました。そして、林の近くにはり紙をすると…。
すみれちゃんとようかいばあちゃん
最上 一平/作
山また山のその先に、ようかいばあちゃんはすんでいます。ひまごのすみれちゃんは、一日だけひとりでおとまりします。ようかいばあちゃんは、暗(くら)やみからヌッとすがたをあらわしました。しわだらけの顔がいっしゅんピーンとふくらみ、「アッ、へんしんした」と思ったら、りょう手でだきつかれました。「まってだよお」と声がして…。
オンボロやしきの人形たち
フランシス・ホジソン・バーネット/作
女の子の子どもべやに、オンボロやしきとよばれる古い人形の家があり、そこに6人の人形がくらしていました。ある日、新しい人形の家と貴族(きぞく)の人形たちがやってきて、オンボロやしきはへやのすみっこにおしこまれ、わすれられてしまいました。女の子の乳母(うば)は、オンボロやしきを燃(も)やしてしまおうと思いつき…。
ロサリンドの庭
エルサ・ベスコフ/作
エリックは6歳(さい)。からだがよわく、病気がちの男の子です。おかあさんとふたりきりで、中庭をみおろす屋根裏部屋に住んでいて、部屋には、めずらしい花がたくさんえがかれた壁(かべ)紙がはってありました。ある日、エリックが壁紙をながめていると、壁のなかからノックの音が聞こえ、小さなドアから女の子がやってきて…。
こどもバイアス事典
「思い込み」「決めつけ」「先入観」に気づける本
犬飼 佳吾/監修
カンゼン
バイアスは誰にでもあり、その影響から逃れられる人はいない。上手に付き合いながら対策をしていこう。バイアスについて解説し、知っておくと人生や人間関係に役立つバイアスなどを紹介する。
ももちゃんのピアノ
沖縄戦・ひめゆり学徒の物語
柴田 昌平/文
ポプラ社
1945年沖縄。当たり前の日常が、当たり前でなくなったとき、少女の命をつないだのは、ピアノの音色だった-。戦中・戦後を中心に元ひめゆり学徒の半生を描いたノンフィクション。
丸木俊
「原爆の図」を描き世界に戦争を伝える
岡村 幸宣/文
あかね書房
パートナーとともに「原爆の図」を描いた画家・丸木俊は、絵を世界中の人たちに見せてまわり、展示する場所をつくって、そこで生活し、絵を描き続けました。丸木俊の人生と、彼女をとりまく人びとを紹介します。
立てないキリンの赤ちゃんをすくえ
安佐動物公園の挑戦
佐藤 真澄/作
静山社
ある春の日、広島市安佐動物公園に、かわいいキリンの赤ちゃんが誕生しました。ところが、生まれてから一度も立った様子がなくて…。ひとつの命を全力で守ろうとした飼育員たちの215日間の物語。
すごいゴミのはなし
ゴミ清掃員、10年間やってみた。
滝沢 秀一/文
学研プラス
今、ゴミをめぐる課題が山積みになっている。どうしたらその課題を解決できるのか? 現役ゴミ清掃員でお笑い芸人でもある著者が、ゴミについて楽しく紹介する。身近なゴミから、地球の未来を考えよう。
オリヒメ
人と人をつなぐ分身ロボット
吉藤 オリィ/著
子どもの未来社
行きたいところに行けない人のもうひとつの体、つまり「分身」になってくれるロボットが生まれるまでの軌跡を、開発者の生い立ちを追いながら紹介する。分身ロボットカフェ誕生秘話も掲載。
コーヒーを飲んで学校を建てよう
キリマンジャロ・フェアトレードの村をたずねる
ふしはら のじこ/文・絵
実生社
「日本の友人たち」がコーヒー豆を買うことで、子どもたちの教育が支えられている村が、アフリカのタンザニアにある。その村をたずねた絵本作家ふしはらのじこが、村の様子や日本との交流を生き生きと描く。
鳥博士と天才カラス
樋口 広芳/作
文一総合出版
ある日、鳥博士が出会ったのは、公園の水飲み場でみずから水を出すことができる天才的なカラス。毎日わくわくしながら観察を続ける博士を待っていたのは…。身のまわりの生き物を観察する楽しさを伝える実話をもとにした絵本。
わたしは反対!
社会をかえたアメリカ最高裁判事RBG
デビー・リヴィ/文
人生を通して、アメリカ最高裁判事のひとりとして、納得できないことに声をあげつづけることで、少しずつ社会をかえていったルース・ベイダー・ギンズバーグの生涯を紹介します。詳しい解説も掲載。
海をわたる動物園
いちかわ けいこ/作
戦争でからっぽになった日本の動物園。アフリカから日本へ動物たちを運ぶ船に、大学生のシュンは偶然乗り合わせた。シュンは2ケ月の船旅を通して、動物を知り、戦争や平和への思いを馳せ…。
服部半蔵
家康を天下人にした男
小前 亮/作
小峰書店
気弱な主君と高飛車な忍者の最強(!?)タッグが誕生。戦国の世の頂点をめざす戦いが、いま始まる! のちの天下人・徳川家康と、彼を支えた忍者・服部半蔵の戦いと成長を描く物語。
じいちゃんの山小屋
佐和 みずえ/作
父親と大げんかになった小学6年生の航太は、四国のじいちゃんの家で暮らすことに。でもそこは、電気も、お風呂も、トイレもない山小屋だった! 少年がじいちゃんとの山小屋での不便な暮らしを通して成長していく物語。
救助犬の弟子
堀 直子/作
虐待の疑いがある犬を預かった咲良は、タニーと名付け、飼い主をさがす日々を送る。ある日、救助犬の訓練をまねて、おやつさがしをさせると、なんと、全部さがし当てて…。
生き抜け!
遭難の五日間
山口 理/作
小学5年生の瞬は、夏休みのトレッキング中、友達の恭介、悠人とともに山で遭難してしまう。山男の岳ちゃんから教わったことを思い出しながら厳しい自然を耐え抜くが、遭難5日目に「生きること」もあきらめそうになり…。
長い長い夜
ルリ/作・絵
地球で最後の一頭となったシロサイが、その懐で生まれたペンギンの子に、その最後の力をふりしぼって伝えたかったこととは…。つらくて眠れないような長い長い夜があったとしても、精一杯生きようという勇気がわいてくる物語。
ダーウィンのドラゴン
リンゼイ・ガルビン/作
チャールズ・ダーウィン、ビーグル号による伝説的な航海、ガラパゴス探検、種の起源など、歴史上のできごとをたくみにからみあわせた歴史小説ファンタジー。著者インタビューも収録する。
本おじさんのまちかど図書館
ウマ・クリシュナズワミー/作
フレーベル館
ひとりの女の子が社会を動かす! インドの街で小学校に通うヤズミンの楽しみは、まちかど図書館で本を借りること。ところがこの図書館が続けられなくなり…。読書の力、選挙など、これからの時代に大切なテーマを描いた物語。
トラからぬすんだ物語
テェ・ケラー/作
ハルモニ(おばあちゃん)の町に来たリリー。道に大きなトラがいるのに、他の人には見えないらしい。トラは、ハルモニが盗んだものを取り返しにきたと言うが…。ひっこみ思案な少女が、家族を思う一心で成長していく姿を描く。
起業家フェリックスは12歳
アンドリュー・ノリス/著
商品開発、集客と販売方法、webサイト立ち上げ、最強のチーム、そして税金?! ちょっとした思いつきから爆発的大ヒット商品をうみだした12歳の男の子を描いた、ビジネス入門物語。
パフィン島の灯台守
マイケル・モーパーゴ/作
嵐の夜、5歳のアランはパフィン島沖で灯台守のベンに命を助けられました。成長したアランはベンに会うため島をたずねます。少年と灯台守のきずなは、一羽の鳥をとおして、さらに深まっていき…。
こどもサピエンス史
生命の始まりからAIまで
ベングト=エリック・エングホルム/著
NHK出版
人類の最初の母は、30万年前のアフリカに住んでいて、よつんばいでうろうろしていた。それから人間のために働くロボットをつくるまで、いったいどんなことがあったのだろう?なぜぼくたちは今のようになったのだろう?人間はほかの生きものたちとどうつき合っていったらいい?さあ、人類の歴史(れきし)の旅に出よう!
桃太郎は盗人なのか?
「桃太郎」から考える鬼の正体
倉持 よつば/著
全国の桃太郎(ももたろう)を読み比べてみると、桃太郎の話が時代によって異なることを発見。どのように物語が変化していったのか、各時代の桃太郎像をあぶり出す。「桃太郎は盗人(ぬすっと)なのか?」という調べ学習に取り組んだ小学5年生の倉持(くらもち)よつばさんの作品を紹介(しょうかい)。
山の上に貝がらがあるのはなぜ?
はじめての地質学
アレックス・ノゲス/文
岩崎書店
はるか昔からある、ごつごつの岩山の上で、カキのからがいっぱいあるのを見つけた親子。カキは海の生きものなのに、土の中には何万ものカキのからがあります。カキはどうやって山の上まできたのでしょう。それにはすごいひみつがあって…。貝がらの化石からひもとく、地質学(ちしつがく)の絵本。
自然を再生させたイエローストーンのオオカミたち
キャサリン・バー/文
1930年代、アメリカのイエローストーン国立公園からオオカミがいなくなると、生態系(せいたいけい)がこわれていきました。しかし、1995年にオオカミが公園に戻(もど)ってくると…。荒(あ)れた自然に放たれた、14匹(ひき)のオオカミたちが起こした奇跡(きせき)のような物語。
クマが出た!助けてベアドッグ
クマ対策犬のすごい能力
太田 京子/著
ベアドッグとは、クマのにおいや気配を感じ取り、ハンドラーに知らせるため、特別な訓練を受けた犬。人家などに近づく「迷えるクマ」を、人もクマも傷つけることなく、森の奥(おく)へと追い返すベアドッグとハンドラーの取り組みを紹介(しょうかい)します。人とクマがともに生きる方法を考えてみましょう。
黄色い星
ユダヤ人を守った国王とデンマークの人たちの物語
カーメン・アグラ・ディーディ/文
BL出版
第二次世界大戦のころ、ヨーロッパではナチスドイツの力が強くなり、ドイツの北にあるデンマークにも暗い影(かげ)を落としていました。そんななか、ユダヤ人を目の敵(かたき)にしていたナチスから、おそろしい命令がくだり…。そのとき、デンマークの国王と人びとは、どのようなことをしたのでしょうか。
アレッポのキャットマン
アイリーン・レイサム/著
救急車(きゅうきゅうしゃ)の運転手のアラーは、自分の住んでいる街アレッポと、アレッポの人びとを愛していました。やがてアレッポは戦場となり、多くの人びとがのがれていきましたが、アラーは街にのこりました。救急車の運転手をつづけるアラーは、道ばたにすてられ、さみしい思いをしながらおびえているねこたちに気づき…。
縄文の狼
今井 恭子/作
くもん出版
狼と人とは住む世界が違った。父さんたちが、こえてはならぬ一線をあえてこえたのは…。赤ん坊のころ狼にさらわれ、狼とともに育った少年キセキ。1万年以上前の縄文時代に繰り広げられる、少年と狼たちの絆と進化の物語。
かげろうのむこうで
翔の四季 夏
斉藤 洋/作
ゴールデンウィークが終わったころ、公園で高宮(たかみや)さんとその飼い犬トラウムと出会った小学生の翔(しょう)。ある日、高宮さんから週に2回のトラウムの散歩をたのまれ…。人には見えないものが見える友だち、仲がいい父と母、同じマンションに住む芸能人とのやりとりのなかで、翔は、見えること、見えないことに思いをめぐらせる。
ジャノメ
戸森 しるこ/作
1年目の夏、山の上動物園のメスクジャクは少年と出会った。3年目の夏、1羽とひとりでボール遊びをした。5年目の夏、メスクジャクは待っていた…。成長の痛みと愛を描いた1羽の鳥と少年の物語。
かすみ川の人魚
長谷川 まりる/作
講談社
学校近くのかすみ川で、ぼくが見つけたのは、なんと人魚だった!本物の人魚のことなんてわからないことだらけだけど、ぼくは、友だちの千秋(ちあき)といっしょに、その人魚を大塚山(おおつかやま)の池でこっそり飼うことに。それから、人魚の「かすみ」とぼくたちの物語がはじまって…。
りぼんちゃん
村上 雅郁/作
りぼんちゃんはね、オオカミといっしょに暮らしているの。オオカミは、りぼんちゃんの体にこそ傷をつけないけれど、その心をがりがりとけずりとっていくの…。転校生の理緒(りお)と仲良くなった小学6年生の朱里(あかり)は、理緒がかかえていた痛み、そして闇(やみ)を知ってしまう。この世にあふれる“オオカミ”とたたかうには?
崖の下の魔法使い
吉野 万理子/作
転入した小学校にいまいちなじめないミケは、ひとりで探検(たんけん)に出かけることに。海に出ようとしたら同級生の大河(たいが)に会い、ふたりは石段(いしだん)の下にある石造りの家を訪(おとず)れた。そこにはふしぎな魔法使(まほうつか)いが住んでいて、子どもの思い出をあずかるというのだが…。
台所のマリアさま
ルーマー・ゴッデン/[作]
少年グレゴリーと妹のジャネットは、お手伝いのマルタから話を聞くのが大好きだった。ふとした時に知ったマルタの悲しみをなぐさめようと兄弟はプレゼントをすることにして、イコンを作り始めた。
スカーレットとブラウン
あぶないダークヒーロー
ジョナサン・ストラウド/著
荒れ果てた未来のイングランドをわたり歩く無法者の少女・スカーレット。銀行から札束を盗み逃げた彼女は、無人地帯の森で横転したバスを見つける。中にいたのは、野獣の餌食になるのを免れ、ただひとり生き残った少年で…。
シリアからきたバレリーナ
キャサリン・ブルートン/作
あたしは難民として生まれたわけじゃない-。シリアの内戦によってアレッポの街を脱出(だっしゅつ)し、イギリスにたどり着いた少女アーヤと家族の物語。ふるさとでのおだやかな暮らしや逃避行(とうひこう)の回想をはさみながら、アーヤがバレエを通して新しい生活をきずいていく姿を描(えが)く。
プーさんの戦争
世界一有名なクマのお話
リンジー・マティック/文
カナダの獣医師(じゅういし)ハリーが戦地に向かうとちゅうで見つけた、1ぴきの子グマ。カナダ軍のマスコットとなり、大西洋をわたって、イギリスへ。そこでクリストファー・ロビンと出会い…。ハリーのひまごが、事実をもとにつづった物語。貴重(きちょう)な写真や資料(しりょう)ものっています。
ゴリランとわたし
フリーダ・ニルソン/作
親のいないこどものいえで育ったヨンナは、ある日、ゴリラのゴリランに引き取られました。やってきたのは、町はずれの古い工場。その日から、がらくたを言葉たくみに売りつける、本好きなゴリランとの新しい生活がはじまります。ところが楽しい毎日は、町の土地開発計画におびやかされ…。
フレンドシップウォー
こわれたボタンと友情のゆくえ
アンドリュー・クレメンツ/著
グレースはすこしかわったクセをもった小学6年生。おしゃれで人気ものの親友・エリーは自分の話ばかりしている。ある日、グレースは廃工場(はいこうじょう)でたくさんのボタンを見つけた。グレースはそのボタンで学校中をまきこむ大ブームを作る。ところが、思わぬことからエリーと戦争がはじまってしまい…。
教えて!栄養素男子
気になるあの栄養素がよくわかる
女子栄養大学栄養クリニック/監修
日本図書センター
知っているようで意外と知らない栄養素の世界をのぞいてみませんか? 栄養素の特徴を擬人化した50人のイケメン栄養素男子たちが、自分の役割や能力をわかりやすく解説。テレビ等で話題&体の不調に効く栄養素も紹介します。
『生き抜くためのごはんの作り方』
悩みに効く16人のレシピ
河出書房新社/編
河出書房新社
もしひとりで料理ができたのならば、それはあなたの武器にも薬にもなる-。心や身体、あるいはいろいろなシチュエーションにおける悩みを解決する、料理のプロ16人のレシピを、エッセイとともに紹介する。
私の職場はサバンナです!
太田 ゆか/著
肉食動物の想像を超えたサバイバル、サバンナを支える縁の下の力持ち…。南アフリカ政府公認の日本人女性サファリガイドが、サバンナの動物たちの生態や、環境保護の最前線、人と自然が共生するために大切なことを伝える。
マンガde理解ココが変わった!!18歳成人
南部 義典/監修
成年年齢の引き下げで何が変わる!? 何が変わらない!? お酒とタバコ、運転免許、成人式など、生活に関するテーマ・疑問を、ちょっとシュールなマンガとともに解説。ポイントをしっかり押さえながら楽しく学べる。
グッゲンハイムの謎
シヴォーン・ダウド/原案 ロビン・スティーヴンス/著 越前 敏弥/訳 船津 真琴 /装画 中村 聡/装幀
東京創元社
12歳のテッドは、グッゲンハイム美術館の主任学芸員をしているグロリアおばさんを訪ねた。休館日に特別に見学させてもらっていると、突然白い煙が。急いで避難したが、名画が盗まれていて…。「ロンドン・アイの謎」続編。
化け之島初恋さがし三つ巴
石川 宏千花/[著]
妖怪の暮らす場家之島に移り住むことになった三津。6年前に来島した際、無自覚な初恋をしており、魂の一部が宙に浮いてしまっているというが、本人にその記憶がない。初恋相手の可能性がある人物は5人いるが…。
地図と星座の少女
キラン・ミルウッド・ハーグレイブ/作
美しかった島は姿を変え、友だちは森に消えた。13歳のイサベラは、真相を追って禁じられた森へと足を踏み入れる。星を読み、不思議な地図に導かれて-。伝説と魔法きらめく冒険ファンタジー。
クルックヘイブン
義賊の学園
J.J.アルカンジョ/著
13歳のガブリエルは凄腕のスリ。ある日、謎の男から「きみの才能を活かせる場所がある」とのメッセージを受け取った。そして、犯罪者の卵たちを集め、義賊に育てる学園に入学することになり…。
“正しい”を疑え!
真山 仁/著
不安と不信が蔓延する社会で、何を拠りどころにすればよいのか。社会派ベストセラー作家が困難な時代を生きる人々への魂のメッセージを綴る。自分を信じて自分らしく生きるためのヒントが満載。
3年間ホケツだった僕がドイツでサッカー指導者になった話
中野 吉之伴/著
何かが上手くない、あるいはホケツだからといって、プレーする権利がないなんてことはない-。高校3年間、ホケツだったサッカー指導者が、ドイツサッカーに憧れ、もがきながらも好きなことをあきらめずに歩んだ道のりを綴る。
金曜日のあたしたち
濱野 京子/作
高校受験に失敗した陽葵は、駅前で「ストップ!温暖化」などと書いたプラカードを持つ高校生たちと出会う。「環境問題に熱心な高校生なんて変わり者?」と思ったが、近づくと、それは陽葵が入学したかった高校の生徒たちで…。
つる子さんからの奨学金
まはら 三桃/作
曾祖母つる子が、ひ孫のわかばと樹に奨学金をだすという。条件は、今の実力よりひとつ上の学校をめざすことだった。部活との両立、心配する親からのプレッシャーに悩みながらも、わかばは挑戦するおもしろさを感じていき…。
クロスオーバー
クワミ・アレグザンダー/作
ジョシュとJBは12歳の双子。元プロ選手の父親のもと、中学のバスケチームでは息の合ったプレーで敵を圧倒し、順調に郡大会を勝ち進む。そんな中、父親の体調に異変が…。ジョシュの語りが詩となって紡ぐ、家族の物語。
モブなのにすごいことしちゃった!日本史の偉人たち
世界はモブのおかげでできている!
大澤 研一/監修
朝日新聞出版
織田信長の人生を記録し続けた太田牛一、「蒙古襲来」を習う時に必ず出てくる「黒馬の人」竹崎季長…。無名ではないけれど、ちょっと目立たない日本の偉人たち70人を、特徴を描いたイラストとともに紹介します。
何が問題?格差のはなし
「おいてけぼりの誰か」をつくらない世界のために
山田 昌弘/監修
Gakken
世界と日本で深刻化する格差の問題を、「格差とは何か?」という問いを皮切りに、経済格差、教育格差、男女格差など様々な角度からやさしく解説する。格差解消のために進められている取り組みも紹介。書き込み欄あり。
カビンくんとドンマちゃん
感覚過敏と感覚鈍麻の感じ方
加藤 路瑛/著
ワニブックス
暑い寒いを感じにくい、ケガが多い、光がまぶしい、服が痛い…。その違和感には、理由がある。感覚過敏(カビンくん)と感覚鈍麻(ドンマちゃん)の2人が感じている困りごとをストーリー形式で紹介し、精神科医が解説する。
あした、弁当を作る。
ひこ・田中/著
母親の作ってくれた弁当が重たく感じる。申し訳なく思う気持ちもあるのに…。いったい、ぼくはどうなってしまったのだろう? これは成長期? 反抗期? ひこ・田中が、中学生男子の複雑な自立心を描く。
鳥
小手鞠 るい/作
アメリカ東海岸で暮らす、小鳥が大好きな中2の千歌。野鳥の研究や動物の保護活動に努めている施設、サンクチュアリでボランティアをすることになり…。環境を大事にするとはどういうことなのかを考えるきっかけになる物語。
凹んでも大丈夫!「逆境力」が育つ50の方法
足立 啓美/著
変化の多い現代を幸せに生き抜くためには。「ネガティブ感情を大切にしよう」「物事を両面から見てみよう」「諦めずに取り組む力を育てよう」など、逆境を乗り越える力「レジリエンス」を身につける方法を伝える。
#社会保障、はじめました。
猪熊 律子/著
国家、立ちすくんでるらしいよ-。「社会保障の哲学カフェ」における高校生・大学生の「同世代対話」を、臨場感たっぷりに漫画を交えレポート。社会保障の基礎知識もわかりやすく解説する。本の表と裏どちらからも読める構成。
鳥は恐竜だった
鳥の巣からみた進化の物語
鈴木 まもる/作・絵
色々な形の鳥の巣。どうしてこんな形をしているのだろう? 鳥は、どうやって空を飛べるようになったのだろう? さまざまな鳥の巣が教えてくれる、恐竜から鳥への進化のふしぎに迫る絵本。ポスター付き。
元気のゆずりあい
地下室にいた供血犬シロ
別司 芳子/文
輸血治療が必要な病気やけがをしている犬に血を提供するために働く「供血犬」。動物病院の地下室で供血犬に出会い、幸せな暮らしをさせたいと願ったケリーさんの行動から、動物たちの幸せ、アニマルウェルフェアを考える。
かっぱのふうちゃんライフジャケットでスイスイ
森重 裕二/文
かっぱのふうちゃんは、およぎがにがて。「みんなといっしょにおよぎたいなあ…」とおもっていると、「これがあればだいじょうぶだよ!」と赤いぼうしのおじさんがもってきたのは、ライフジャケット。ふうちゃんは、おじさんにライフジャケットのつけかたをおしえてもらって…。
ONE WORLDたったひとつの地球
ニコラ・デイビス/作
あなたはいま、地球(ちきゅう)のどこにいるの?そこは何時(なんじ)?朝(あさ)ごはんを食(た)べる時間(じかん)?それともねる時間?いま、地球のほかの場所(ばしょ)では、なにがおきているのだろう?動物(どうぶつ)たちは、どんなくらしをしているのだろう?わたしたちといっしょに、地球のいろいろなところを見(み)にいこう!
はるさんと1000本のさくら
ただ のぶこ/作
中央公論新社
はるさんは、86さい。村でいちばんわかいおばあさんです。山あいの谷のちいさな村は、むかしはたくさんの人がすんでいましたが、人がどんどんへってとうとう10人のおばあさんだけになってしまいました。ある日、おばあさんたちは「もっともっとさきのことをかんがえよう」と、1000本のさくらのなえをそだてて、うえることにして…。
かがみのなかのボクとぼく
ぼくには友だちがいない。ぼくの友だちは、せんめんじょのかがみにうつるボクだけ。このごろ、コウくんとキリちゃんにいじわるをしてしまう。ママやパパがすることもきにいらない。ある日とつぜん、ボクに話しかけられたぼくは、かがみの中にすいこまれてしまった。そこはふしぎなせかいで…。
のぞく図鑑穴
宮田 珠己/編・著
穴から広がるおどろきの世界-。穴の中の遊園地、ずっと火が燃え続けている穴、人が住む穴の街、列車が走る鍾乳洞…。大小200以上の世界の穴を写真や図とともに紹介。動物たちの巣穴事情、ブラックホールなども取り上げる。
草の背中
吉田 道子/著
咲の誕生日に祖母が言っていた、「今度、わたしの11歳のときの話をするね。それは、ちょっと勇気のいる話。さ・も・し・い話」。でも小さな秘密を遺して祖母は亡くなり…。生きることの意味を教えてくれる心あたたまる物語。
だれよりも速く走る義足の研究
遠藤 謙/[著]
義足アスリートが、健足アスリートを超える。それが実現したとき、人類のあらたな可能性の幕開けになるはず-。めざすは人類最速! あたらしい「あたりまえ」に向かって挑戦しつづける義足エンジニアが、身体の未来を語る。
ぼくんちの震災日記
佐々木 ひとみ/作
大地震のあった翌朝。友樹の家は、電気もガスも水道も止まっていた。家族みんな無事だったが、水が出ない、暖房も食べ物もない日々がこんなに大変とは…。震災後4日間、家族のがんばった日記。『河北新報』連載を加筆修正。
いつか空の下で
汐文社
ある日、養鶏場の片隅で、ケガをした鶏と出会った小4のあすか。処分されるはずだった鶏を助けたことで、この養鶏場の実態を知る。「鶏の幸せとは、自分たちにできることは」思い悩んだあすかは…。
草原が大好きダリアちゃん
長倉 洋海/著
わたしはダリア、5歳(さい)。たくさんのトナカイたちと、シベリアでくらしている。冬の間、トナカイはひづめで雪をほって、地面(じめん)にはえているコケを食べるので、コケがなくならないように、1週間ごとにテントを移動(いどう)する。春が近づいてくると、夏を北の草原ですごすため、大移動の準備(じゅんび)がはじまって…。
ふゆのコートをつくりに
ブロンズ新社
あさ、まどからいちめんのゆきげしきをみた、うさぎのさきちゃん。はやくそとにでたいけれど、こんなにはやくゆきがふるのははじめてで、まだコートのよういができていません。おかあさんのむかしのあかいコートをきてみましたが、まださきちゃんにはおおきいみたい。そこで、もりでひょうばんのしたてやさん、ミコさんのおみせにむかい…。
アグネスさんとわたし
ジュリー・フレット/文・絵
引っこし先で出会ったのは、おとなりのおばあさん、アグネスさん。アグネスさんは庭(にわ)づくりや物(もの)づくりがすき。わたしは絵をかくのがすきで…。自然(しぜん)とアートを愛(あい)するふたりの友情(ゆうじょう)が育(はぐく)まれていくようすを、季節(きせつ)のうつろいとともにえがいた、カナダの美(うつく)しい絵本。
だれもしらない小さな家
エリナー・クライマー/作
大きなマンションにはさまれた、小さな家がありました。こんなにかわいいおうちなのに、どうしてだれもすんでないの?ある日、アリスとジェーンは、家の中へ入って、おうちごっこをはじめました。するとそこへ、アリスのうちのとなりにすんでいるおばあさん、オブライアンさんがやってきて…。
ぼくらのサブウェイ・ベイビー
ピーター・マキューリオ/作
サウザンブックス社
8月のニューヨーク。ダニーは地下鉄をおりて外に出ようとした時、布にくるまれた赤ちゃんを見つけた。赤ちゃんとの出会いは、ダニーと、パートナーのピートの人生を大きく変え…。多様な家族のありかたを伝える絵本。
神社のえほん
羽尻 利門/作
神社って、何のためにあるの? 手水を取るって? 拝礼の作法は? どうして神輿をかつぐの? 巫女は何をする人? 神社にあるものは一つ一つ意味がある。昔から伝わる日本の文化を楽しく学ぶ絵本。
新月の子どもたち
斉藤 倫/著
なぎ町小学校5年生の平居令と、トロイガルトの独房に暮らすレイン。2人の少年の夢と現実が交錯し重なりあい、やがて未来の扉が開かれていく。詩人・斉藤倫が、生きにくさを生きる子どもたちへ贈る、希望と再生の物語。
イチからつくるラーメン
奥村 彪生/編
イチからラーメンをつくってみよう! 麵、スープ、具材をつくり、ラーメンを完成させるまでを写真やイラストで解説。中国の麵料理とラーメンの違い、日本のラーメン文化なども説明する。
黒紙の魔術師と白銀の龍
鳥美山 貴子/著
悠馬は大きな黒いとかげを捕まえたが、気づくとそれは紙になっていた。しかし真夜中、とかげが再び意思を持って動き始めて…? 命が吹きこまれた折り紙をめぐる、時代を超えた少年たちの大冒険。
はじめてであう古事記 上
西田 めい/編
日本という国は、どのようにして始まったのか? 日本最古の歴史書「古事記」をわかりやすく紹介する、楽しい古典入門。下巻は、ヤマトタケル物語から第三十三代天皇、推古天皇までを収録。
はじめてであう古事記 下
科学って何のためにあるの?
科学の基本的な5つの分野がわかる図鑑
DK社/編
東京書籍
大昔のことをどうやって知るの? 電気っていったいどういうもの? 宇宙はどうやって始まったの? 生物学、物理学、化学、地球科学、宇宙科学にまつわる「なぜ?」に、豊富なイラストや図でわかりやすく答える。
はっこう
地球は微生物でいっぱい
小川 忠博/写真・文
納豆やチーズなどの発酵食品から、ワインや日本酒などの醸造酒、そして、ヒトの健康や汚水処理にまで活躍する、さまざまな種類の微生物。「発酵」になくてはならない微生物の秘密を、美しい写真とともに紹介する。
おちばのほん
いわさ ゆうこ/著
はる、なつ、あき、ふゆ、どんないろのおちばがひろえるかな?おもしろいかたちのはっぱ、みつかるかな?おちばのうえにあめがふると、だんだんこわれていって…。おちばがいろいろないろになるりゆうや、おちばをつかったあそび、おちばをたべるいきものたちのことものっています。
ほじょりん工場のすまこちゃん
安井 寿磨子/さく
のんびりやの小学生・すまこの赤い自転車(じてんしゃ)は、いつまでたってもほじょりんつき。近所(きんじょ)の友だちにからかわれても、「このままでええねん!」と、気にしない。しかし、おとうちゃんの一声で、とつぜん自転車のれんしゅうがはじまった。あんまりやる気のないすまこだが、ある日、おかあちゃんがけがをして…。
にだんべっど
にだんべっどのうえはおにいちゃんで、わたしはした。わたしが「おにいちゃん、もうねちゃった?」というと、「まだねてない」とおにいちゃんのこえ。「てんじょうのいたのもようがゆうれいになる」という。ほんとかな?はなしていたら、わたしたちはゆうれいのくににいた!「にげるぞ!」とおにいちゃんがいうと、べっどのあしがのびて…。
もじゃもじゃドライブ!
おくやま ゆか/さく
こうたのお父さんが中古の自動車(じどうしゃ)を買ってきた。さっそくドライブにいくと、車は勝手(かって)に走りだし、車体には、茶色い太い毛がもじゃもじゃ生えてきて、ぐんぐんのびた。山のなかで車がとまると、5匹(ひき)のかわいいいのししの子どもたちがでてきて…。ちょっとふしぎでおかしくて、心があたたかくなるおはなし。
わたしたちの歌をうたって
2学期の初日、なずなのクラスにやってきた転校生。チョークをにぎるなり、黒板に書いた自己紹介は初めてみる短歌だった! ヘンな子だけど、きらきらまぶしく見えたその子が、弁当の配達でなずなの家にやってきて…。
タカシ大丈夫な猫
苅谷 夏子/著
夕ぐれの道を駆けていった猫は左側の足二本しかなかった。堂々と落ち着いた姿に惹きつけられた著者は飼い主に会いに行く。猫の名はタカシ。自力で立ち、走り、木に登り、恋もして…。二本足の猫と見守り支える人間たちの記録。
お山のライチョウ
戸塚 学/写真・文
高山帯にくらす、日本の特別天然記念物ライチョウが、絶滅の危機にさらされている。ライチョウの1年のくらしと子育て、ライチョウに迫る危機、保護活動を写真で紹介する。動画を視聴できるQRコード付き。
クジラの進化
水口 博也/文
クジラはヒトと同じ哺乳類(ほにゅうるい)。クジラの祖先(そせん)は、大むかし陸上にすんでいましたが、海でくらしはじめました。そして、気が遠くなるような時間をかけて、体をつくりかえ、いまの姿(すがた)になりました。その道すじを最新の科学と美しいイラストで紹介(しょうかい)します。
バンドゥーラ
ウィリアム・グリル/作
ミャンマーでは、むかしから、人とゾウが協力して作業をおこなう林業がいとなまれていました。イギリス生まれのウィリアムズは貿易(ぼうえき)会社の社員としてミャンマーへおもむき、とびきり頭がよく勇気のあるゾウ、バンドゥーラと出会い…。彼(かれ)らがなしとげた、おおいなる旅を紹介(しょうかい)します。
おとな体験授業?
きょうは、ちょっとふしぎな「おとな体験授業(たいけんじゅぎょう)」の日。理科室であすかたち5人が、どんなおとなになりたいかをかいた紙を金色の液体(えきたい)に入れると、もわもわとしたゆげがひろがりました。すると、マンガ家になれると思っていたあすかは、りゅうじがなりたがっていたラーメン屋(や)さんにいて…。
知らなかった!おなかのなかの赤ちゃん図鑑
増崎 英明/監修
人間のはじまりは、だれもがたったひとつの受精卵(じゅせいらん)。ほぼみんな同じような見かけをしています。受精卵ができるまで、そしてそこからどうやって人間の形になっていくのか、その不思議を見ていきましょう。たくさんの写真とイラストで、おなかのなかの様子をていねいに紹介(しょうかい)します。
「ヒロシマ消えたかぞく」のあしあと
指田 和/著
昭和20年8月6日、広島に落とされた原子爆弾(ばくだん)。町は一瞬(いっしゅん)で破壊(はかい)され、たくさんの人のいのちがうばわれた。六郎(ろくろう)さん一家も…。六郎さん一家を描いた写真絵本「ヒロシマ消えたかぞく」の著者が、あの日戦争で、原爆で途絶(とだ)えたあしあとひとつひとつを追いかける。
ひろしまの満月
中澤 晶子/作
かえでちゃんの家の庭(にわ)の池に、とても長生きしているかめがいました。かめは、かえでちゃんに、戦争(せんそう)中にひろしまで見たことを話しはじめます。そのころ、かめは、まつこちゃんという女の子の家でかわれていました。ある朝、まちに大きなばくだんがおとされ、まつこちゃんのおにいさんのゆくえがわからなくなってしまい…。
ホホジロザメ
沼口 麻子/文
どこまでもつづく広(ひろ)い海(うみ)。大(おお)きなかげがオットセイにしのびよる。ホホジロザメだ。気(き)づかれないよう、オットセイの下(した)にいどうしたホホジロザメは、いっきに上(じょう)しょうし…。ホホジロザメのとくちょうや、子(こ)ザメがうまれたときのようすなどを、はくりょくいっぱいにえがいた絵本(えほん)。
わたしとあなたのものがたり
アドリア・シオドア/文
光村教育図書
クラスに茶色いはだの子どもは、わたしひとりだけ。奴隷制(どれいせい)について勉強(べんきょう)したとき、みんながわたしをじっと見ているような気がした。だから、むすめのあなたと同じ気もちだったことを伝(つた)えておきたいの。あなたは、勇気(ゆうき)やたくましさ、知性(ちせい)、創造(そうぞう)する力をもっていることを…。
キャンピングカーのたび
みねお みつ/[作]
ぼくのうちにはちいさなキャンピングカーがあるんだ。なまえは「のろのろごう」。ぼくとおとうさんは、「のろのろごう」でうみのむこうにあるキャンプじょうにでかけた。とちゅうで、いろいろなキャンピングカーにであった。「かぞくのにんずうや、つかいかたをかんがえてえらんだんだね」と、おとうさんがいって…。
父さんのゾウ
ピーター・カーナバス/作
小学生の女の子、オリーブのママは、オリーブが生まれた1年後に死んでしまった。父さんはそれからずっと悲しんでいて、何もできない。そんな父さんのそばには、いつも大きなはい色のゾウがいるように見える。「このゾウは父さんの悲しみそのものだ」と考えたオリーブは、おじいちゃんや親友の手をかりてゾウをおいはらおうとして…。
小学生向け
中高生向け
よんでよんで(年4回発行、小学生)